ヘナは日本では主に『毛染め剤』として利用されています。
ヘナには染毛以外に様々な特性がありますが、それらはあまり知られていません。
ミソハギ科シコウカ(指甲花)という植物を粉末にして使います。この植物はインドや中近東などの熱帯地方に多く自生しており、その地域特有の高温による熱被害、紫外線による日焼けや肌荒れ、水不足や不衛生環境による感染症、害虫被害……
そうした『外的要素から身を守る手段』として、ヘナは髪や皮膚のトリートメント、サンプロテクトなどの目的で幅広く利用されてきました。約5000年の歴史を持つアーユルヴェーダでは、ヘナは皮膚病予防、出血、おでき、火傷、打撲傷、防腐剤、皮膚炎などの薬剤として使われてきました。